2024年07月21日
5S生産性アップセミナー
実績一覧 セミナー・講座

ひたちなか市に伺いました。茨城県では初の講演会です。ありがとうございます。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)については、製造業などでよく研修にあがるものです。ただ、ここのところAIの発達によりAI の活用法などの研修が多かったそうです。
今回は原点に帰って5Sを学ぼうということで、お呼びいただきました。
診断ツールを使いながら、何が問題なのかを確認していただきました。
自社のいいところ改善すべきところは、内部にいるとなかなか見えないものです。診断ツールはその点公正に判断をしてくれるので、問題点や課題が明らかになります。
面白かったのは、全ての項目で合格点を取った企業様の感想でした。
「正直言って、我が社はできていると思っていました。しかしお話を聞くと、まだまだ改善点があることに気がつきました。どのようなことをするといいのか、というのはまだはっきりしていませんが、徐々に改善をしていきたいと思っています。」とのことでした。
5S活動の魅力とその効果
5Sはすればするほど新しい発見が出てきます。それに気づける社員様も素晴らしいですね。
ある方から、日立製作所の文化について面白い話を伺いました。日立では、不要なものを取り除くことを「ドブさらい」と呼んでいるそうです。その方はこの表現がとても気に入っていると話していました。
またトイレ掃除の話も出てきたので、経営者の方たちが公衆トイレを掃除されている団体のお話もいたしました。今は学校にも広がってきているようです。
環境整備の重要性
環境を整えることは、心身に大きな影響を与えます。ホコリがない環境は体調を崩すリスクを減らし、すっきりとした空間は頭の中もクリアに保ちます。これにより、仕事の効率が大幅に向上します。
何よりも採用がしやすくなります。特に今の若い世代は、大学時代にカフェテリアのような快適な環境で過ごしてきたため、清潔で整った環境が当たり前と感じています。そのため、職場の環境整備が企業の採用力を左右する大きな要素となります。
不況の時に採用を止めた企業が、社員年齢の差が開いてしまい年代の断裂に苦慮したこともありました。
採用コストは馬鹿にできません。新入社員が3ヶ月や半年で辞めてしまうことが続くと、費用対効果がマイナスになってしまいます。しかし、整った環境にいると心地よさが増し、頭がクリアになることで、仕事の生産性も高まり、人間関係も良好になります。結果として、パワハラなどのストレス発散行為も減少します。
5S活動がもたらす良循環
5Sを整えて悪いことは起こりません。後片づけの意識を抜け出し、始めに整理整頓ありき。
整理整頓が基本となることで、職場全体に好循環が生まれます。社員一人ひとりが環境整備の重要性を認識し、積極的に取り組むことで、より良い職場環境が築かれていきます。
5S活動を通じて、企業全体の成長と発展に繋がることを実感できるでしょう。
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